器具の消毒や滅菌について

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器具の消毒や滅菌について

2020/03/22

器具の消毒

消毒材やマスクの在庫について

当院は外来診療における院内感染防止対策の施設基準に適合する設備を有しております、今回はその一部をご紹介しましょう。

超音波洗浄装置

まずは超音波洗浄

使用後の器具は水濡れ不可のものを除き、洗浄消毒液の満たされた超音波洗浄装置で汚れとタンパクを分解します、この段階で唾液や血液、ウイルスの大部分は分解されます。

開業時は小さなものを使っていたのですが、パワー不足な感じがあったため2台目からはこの大きさのものを使用しています、メガネ屋さんにある洗浄器の大きなものですね。

家でするメガネ洗浄ならキッチン用の洗剤でも良いでしょうが、医療機関では専用の薬品を入れて使っています。

個別にパック詰め

滅菌パック

パック詰め作業

超音波洗浄された器具は、一人分又は1種類ごとに専用の袋に詰めます。

この段階ではまだ空気中の雑菌などがパック内に生息しています。

この袋ごと滅菌装置に入れて初めて袋内が無菌状態になります。

歯科用ピンセットやデンタルミラーなどの小器具だけでなく、水銃の先、タービンヘッド(歯を削るときに使うキュイーンとする機械の手に持ち口に入る部分)もすべて滅菌します。

高圧蒸気滅菌装置

オートクレーブその1

器具の滅菌

この装置は圧力釜のように庫内の圧を上げ、内部温度を132℃まで上昇させることにより殺菌します。

ほとんどの歯医者で使っているのは水を使用するこのタイプです。

アルコールを使うタイプもあるのですが、アルコールの蒸気でアレルギーを起こすスタッフもいたので当院ではこのタイプを導入しています。

先ほどの滅菌パックのものはそのままこの装置に入れ、滅菌後袋のままチェアテーブルに登場するわけですね。

小型高圧蒸気滅菌装置

オートクレーブその2

タービンなど専用滅菌装置

上記の高圧蒸気滅菌装置だと故障する恐れのある「タービンヘッド」「コントラヘッド」「ハンドピース」など歯や入れ歯を削る道具の先の部分はこちらの機械で滅菌します。

滅菌工程が違うのですが詳しい説明は省略します。

これらも滅菌パックに入れて滅菌しますから、袋に入った状態で患者さんの目の前に登場します。

このように器具の滅菌は完全に行われておりますのでご安心ください。

マスクやアルコールの在庫について

新型コロナウイルスの影響でマスクなどが入手困難になっておりますが、当院では3月20日現在でマスクを毎日交換で3カ月以上分の在庫を確保しております。

消毒用アルコール、ペーパートレー、使い捨て手袋なども市中の薬局とは別ルートで入手できておりますので今のところ診療には影響ございません。

新型コロナウイルスの感染拡大にも十分配慮しておりますが、急を要さない処置などは落ち着いてからの方が安心かと思います。

要介護の方には訪問歯科診療も行っておりますので、感染防止のためにもご利用ください。

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